「フリースは歯ブラシのような日用品として企画した。そのため、流行に左右されず、老若男女誰にでも受け入れられる基本的なデザインと、一定レベルの品質を優先した」原宿に進出した98〜99年の秋冬シーズンに、ユニクロは200万枚のフリースを売った。99〜00年のシーズンには、800万枚のフリースを売ると発表し、実際は850万枚を売った。さらに次の00年〜01年には、1200万枚をめざすと発表し、現実には2600万枚を売り切った。合計すると3650万枚、日本人の3.4人に1人はユニクロのフリースをもっていることになる。「2600万枚が800万枚になり、300万枚に減ってもフリースをずっと売りますよ。しかし、今年着た色と、来年ほしい色はちがう。ふだん着は毎年そんなに変わらない」前年の15色から51色に引き上げてもいる。一方、この年、大手スーパーもフリース・ジャケットの販売を本格化しはじめ、フリース大戦争がおきている。